日本の定番・たまごサンド。消化にやさしく、手早く作れる…晴れた日のランチにぴったり!
定番のジャンボン・ブールに少し飽きてきたら、たまごサンドはサンドイッチを日本流に再発見するのに最適です。片手でつまめる軽食で、必要な材料もごくわずか。
たまごサンドとは?
日本のストリートフードの基本中の基本。「tamago(卵)」と「sando(サンドイッチの略)」を組み合わせた名前で、いたって明快です。「卵焼き」や「味付け卵」、「温泉卵」の“tamago”と同じですね。
ふんわりとした白い食パンにクリーミーな卵サラダを挟んだたまごサンドは、日本人がこよなく愛する軽食。全国のコンビニを中心に、至るところで見かけます(ご存じの方も多いはず)。同じく、冷んやりとなめらかな卵を楽しむ一品としては、和風ポテトサラダもあります。

たまごサンドの起源は?
たまごサンドは日本の代表的な軽食で、家庭の味としても親しまれています。携帯もしやすく、とても実用的。小話ですが、その歴史は、ポルトガル人やオランダ人が日本に滞在していた時代の西洋文化と間接的につながっているともいわれます。
16世紀、数多くのヨーロッパ船が日本の港に寄港し、そこで初めて食パン(pain de mie)が日本に紹介されました。もちろん、それだけではありません。その後、日本人はこのコンセプトを完全に自分たちのものにし、今日知られるおいしいサンドイッチへと発展。さらに、甘口や塩味などのバリエーションも生まれ、カツサンド(豚カツ)のような一品もあります。

一方で、卵サンドの起源をアメリカ料理に求める説もありますが、実際にはまったくの別物。日本版は材料が少なく作りやすいのが特徴で、アメリカ版とは対照的です。
たまごサンドの主な材料

質のよい卵: 料理の主役です。仕上がりの味を左右するので、しっかり選びましょう。ゆでた後に殻がむきやすいよう、産卵後4~5日ほどの卵を使うのがおすすめです。
食パン(ショクパン): 日本のミルクブレッドで、ふんわりした食感とほのかな甘みが特徴。必要であれば、一般的な食パンで代用してもかまいません。
キユーピー マヨネーズ: コクのある卵の風味に、ほどよい酸味と甘み。具材にさらに旨みとなめらかさを与えます。
おいしく作るコツ
正直、失敗知らずのレシピですが、完璧に仕上げる小さなコツはいくつかあります。質には妥協せず、やや日数の経った卵を使うのがおすすめ。効率が上がり、殻もむきやすくなります。
味付けはお好みで。塩、こしょう、砂糖……レシピによっては、甘みやうま味を引き立てるためにみりんやだしの粉末を加えることもあります。ちなみに、塩と砂糖はみりんとだしに置き換えるのを強くおすすめします。
仕上げに、具を冷蔵庫で10~15分ほど冷やしましょう。味がよくなじみ、卵にもほどよい一体感が生まれます。
また、有塩バターは室温に戻しておくと、最後の組み立てがぐっと楽になります。

材料
- 3 卵
- 0.25 小さじ 砂糖
- 0.25 小さじ 塩
- 1 ひとつまみ こしょう
- 2 小さじ 牛乳 成分無調整
- 2 大さじ キユーピーマヨネーズ
- 4 枚 食パン 厚切りを使用
- 有塩バター
- 1 ボウル 氷水
指示
- 鍋に卵を入れ、卵が約2.5cmかぶるまで水を注ぐ。3 卵

- 中火にかけて沸騰させる。沸騰したら12分ゆでる。
- ゆで上がったら、加熱を止めるために卵を氷水に移す。完全に冷えたら殻をむく。1 ボウル 氷水

- 殻をむいた卵をボウルに入れ、フォークでつぶす。

- 塩と砂糖を加えて混ぜる。0.25 小さじ 砂糖, 0.25 小さじ 塩

- こしょうを加えて混ぜる。1 ひとつまみ こしょう

- マヨネーズを加えてよく混ぜる。味見をして、必要なら塩・こしょうで調える。よりクリーミーにしたい場合は、この段階で牛乳を加える。2 小さじ 牛乳, 2 大さじ キユーピーマヨネーズ

たまごサンドの組み立て
- 食パンを4枚用意する。各スライスの片面に有塩バターを塗る。4 枚 食パン, 有塩バター

- 各サンドイッチにつき、片方のスライスに具を等分に広げる。

- もう1枚のパンをバターを塗った面を下にして具の上に重ねる。サンドイッチを2枚の皿で挟み、軽く押さえて5分おく。

- パンの耳を切り落とす。

- サンドイッチを半分に切る。できあがり。
Notes
Nutrition
参考にしたレシピ
この記事では、日本食の有名な英語ブログ「Just One Cookbook」のレシピを参考にしました。味のバランスがよく、個人的には塩の代わりに粉末だしを加え、仕上げに少量のふりかけを散らすのが好みです。
