米酢とは何か?どこから来たのか?
米酢は米酒を原料とする酢の一種で、主に料理の調味料や風味付け、ソースの材料として使われます。一般の酢に比べて甘みが強いのが特徴です。
米酢はアジア諸国で古くから親しまれてきましたが、近年は西洋でも人気が高まっています。
わが家ではサラダドレッシングや肉のマリネに使うことが多いものの、何と言っても寿司飯の合わせ酢としては誰もが一度は味わったことがあるでしょう。
ちなみに、私の 寿司飯のレシピはこちらです。また、話題のビーフ焼きうどんのレシピでも米酢を使っています。
米酢の起源
米酢に関する最古の記録は6世紀の中国に遡ります。当時、人々は米を煮た煮汁に少量の酢を加えていました。
その後、室町時代(1336-1573)には日本でも広く親しまれるようになりました。「みりん」と呼ばれる米酢の一種は寿司や刺身に使われ、貴族や僧侶のあいだに広まりました。ほかの米酢より甘みが強いのが特徴です。寿司についてもっと知りたい方は、その起源を詳しくまとめた記事をご覧ください。
どのように作られるのか?
実は、米酢づくりの工程はそれほど複雑ではありません。詳しいレシピはWikihowに掲載されています。
ざっくり説明すると、主な材料は紹興酒、白米、水の3つだけ。これらと数週間の時間さえあれば、アジア食材店がなくても自家製の米酢を仕込めます。
米酢の栄養価と健康効果
米酢を取り入れるメリットは数え切れません。ヘルシーな調味料を探している人や糖分摂取を控えたい人には、ほかの酢の代わりとして最適です。
さらに、米酢は天然のヘアリンス、カーペットやキッチンカウンターの掃除、マウスウォッシュ、さらには入浴剤としても利用できます(ただし最後の用途については確かな根拠が見つかりませんでした)。
ここでは米酢の主な栄養上の利点を挙げます:
米酢には、関節痛の緩和が期待できるカリウムが豊富に含まれています。
セレン、亜鉛、銅、マンガンといったミネラルもたっぷり。
血糖値の急上昇を抑え、バランスを整える助けにもなります。
料理での使い方とレシピへの活用法
米酢は料理の風味を底上げし、炒め物、肉料理、ソース、ドレッシングなど幅広く活躍します。ただし選ぶ種類に注意が必要です。主な種類は次の3つです:
白米酢
白米酢はほかの酢に比べて味がとてもマイルドで、甘い料理にも塩味の料理にも幅広く使えます。
玄米酢
玄米酢は甘味と酸味のバランスが良く、発酵玄米から作られます。ドレッシングやマリネなどさまざまな料理に活躍します。
迷ったらこの米酢がおすすめ。寿司飯からドレッシングまで万能に使えます。
黒米酢
黒米酢は真っ黒な色合いで、力強い酸味とほんのりした甘味が特徴です。中国料理では、点心のつけだれとして使われます。
米酢を代用するには?
寿司飯を作るときは蒸留白酢でも代用できますが、やはり米酢がベストです。Amazonで購入できます。
米酢の代わりに使えるものはほかにもたくさんあります。
一般的な代替品には、前述の蒸留白酢のほか、麦芽酢や赤ワインビネガーなどがあります。これらは風味が強いので、量は通常の半分から3/4ほどに抑えるのがコツです。