鶏肉のしょうが炒めは、私にとってとびきり特別な一皿です。照り焼き風の鶏肉なら何でも大好きだからなのか、はたまた生姜のやさしい香りに惹かれるのか…理由は自分でもよく分かりません。とにかく、この 中華の定番 が本当においしいことだけは確かです。
細切りにした鶏肉のしょうが炒めは、生姜が苦手でいつも醤油チキンを選びがちな方もきっと驚くはず。生姜のきつい辛味はほとんど感じません。もっと楽しみたい方には、マレーシア風の 鶏肉の生姜と青ねぎ炒め もおすすめですよ。
毎回同じことを言っているかもしれませんが、これらの素材が合わさると驚くほど新しい味わいが生まれ、とにかく絶品なんです!

さて、失敗なしで鶏肉のしょうが炒めを作るコツは? 実はとてもシンプル。たった10分で絶品の一皿が完成します。鶏肉好きの方には、 チキンヌードル もおすすめです。
鶏肉のしょうが炒めを完璧に仕上げるポイント
強火:具材を入れる前に、フライパン(または中華鍋)を煙が立つほどしっかりと熱しておくのが最大のコツ。
十分に熱が入っていないと、冷蔵庫から出したばかりの冷たい鶏肉を投入した瞬間に(もし冷たくなければ常温放置なので胃洗浄の予約をおすすめします)、鍋の温度が一気に下がり、炒めるどころか煮たような仕上がりに…。

コーンスターチを加えたあと手早く混ぜる自信がないときは、軽く火を弱めておくと焦げつきを防げます。
鶏むね肉でソース系をもう一品作りたいなら、絶品の 鶏肉ときのこ炒め をぜひ。牛肉派の方には、 牛肉と青ねぎ炒め もおすすめです。

材料
ソース
鶏肉
- 600 g 鶏もも肉(角切り)
- 3 青ねぎの茎は1cm幅に切り、白い部分と緑の部分を分けておく
- 4 片 にんにく(縦半分に切る)
- 3 エシャロット(みじん切り)
- 6 生姜(スライス)
指示
- ボウルにソースの材料(水・コーンスターチ・紹興酒を除く)をすべて入れ、よく混ぜ合わせる。別の容器で水とコーンスターチを溶き混ぜておく。
- 包丁の腹で青ねぎの白い部分、にんにく、生姜を軽くつぶす。
- 中華鍋に少量の油を入れて強火で熱し、生姜を入れて20秒ほど炒める。
- 鶏肉を加え、約50秒間焼き色が付くまで炒め、裏返してさらに30秒ほど焼く。
- 続いてエシャロット、青ねぎの白い部分、にんにくを加え、1分ほど炒める。
- 紹興酒を回し入れ、20秒ほどアルコールを飛ばす。
- 水とコーンスターチ液以外の残りの材料を加え、混ぜ合わせながら約5分炒める。
- 青ねぎの緑の部分を加え、ソースがとろりとするまで煮詰める。
- 最後にコーンスターチ液を回し入れ、とろみが付くまで混ぜ合わせる。