炒め麺はアジア、とりわけ 中国料理 の基本中の基本。何千年ものあいだ、麺はさまざまな形で楽しまれてきました。今回はストリートフード風の炒め麺レシピをご紹介します。
どうして「ストリートフード」と呼ぶのか。それは火の通りが早く、油をしっかり使う料理だからです。ほとんどの炒め麺はストリートフードと言えるものの、上品に仕上げることも可能です…とはいえ、今回の一皿はまさにガッツリ系! 似たレシピとしては、私の 豚肉入り炒め麺 も絶品です。
ストリートフード風炒め麺に必要な食材
薄口しょうゆと濃口しょうゆ: 薄口は一般的なスーパーでも手に入ります。濃口はやや見つけにくいものの、アジア系の食料品店なら置いてあります。
米酢: 今やどこでも買えるアジアの酢です。ぜひ常備しておきましょう。
オイスターソース: 牡蠣の風味はほとんど感じませんが、アジア料理のコク出しには欠かせません。代用品もありますが、やはり本品を用意するのがおすすめです。
紹興酒: 当サイトの多くのレシピで使う中国の料理酒です。リンク先で代用品も紹介していますが、やはり本物にはかないません。
コーンスターチ(マイゼナ): 肉をやわらかくし、ソースにとろみをつけてくれる万能食材です。
ストリートフード風炒め麺の作り方
まずは肉を下味に漬けます。これだけで驚くほど風味が引き立ちます。レシピでは1時間を推奨していますが、時間がないときは5〜10分でも十分おいしく仕上がります。
漬け込んでいる間に麺をゆで、ゆで上がったらすぐ冷水で締めます。同時にソースも合わせておきましょう。
最初に卵を炒めます。なくても構いませんが、もやし同様、ひと味アップします。
肉を炒めて取り出したら、 香味野菜 を炒め、続けてほかの野菜を加えます。最後に麺とソースを入れ、肉と卵を戻して全体を手早く炒め合わせれば完成です。
Ingredients
- 300 g 薄切り牛肉
- 150 g 茹でておいた麺(乾燥150 g)
- 1 もやし(ひと握り)
- 1 玉ねぎ(スライス)
- 3 にんにく(みじん切り)
- 1 大さじ 生姜(みじん切り)
- 1 大さじ 青ねぎの白い部分(みじん切り)
- 3 溶き卵
- 5 枚 白菜(白い部分と青い部分を分けて細切り)
- 3 大さじ 牛脂や鴨脂などの動物性脂、なければ植物油
下味
- 2 大さじ 薄口醤油
- 1 大さじ 米酢
- 1 小さじ コーンスターチ
- 1 大さじ 紹興酒
ソース
- 1 大さじ オイスターソース
- 2 大さじ 薄口醤油
- 1 大さじ 濃口醤油
- 2 小さじ コーンスターチ
- 0.5 小さじ 塩
指示
- 牛肉に下味を付けて1時間おく。
- ソースの材料をボウルで混ぜ合わせ、麺は固めに茹でて水気を切っておく。
- 卵をフライパンで薄く焼き、取り出して一口大に切る。
- 中華鍋を強火で熱し油を入れる。牛肉を2〜3分炒め、いったん取り出す。
- 鍋を再び熱し、にんにく・生姜・青ねぎの白い部分を加え、香りが立つまで炒める。
- 玉ねぎ、白菜の白い部分、もやしを加え、軽く色づくまで炒める。
- 野菜がしんなりしたら白菜の青い部分を加え、さらに3分ほど炒める。
- 麺、牛肉、卵、ソースを加え、ソースの水分が飛んで全体に香ばしい焼き色がつくまで約5分炒め合わせる。