タンフールーとは?
ヨーロッパにりんご飴があるように、中国にはいちご飴、みかん飴、ぶどう飴……。これらをまとめて「タンフールー」と呼びます。では、どんなお菓子? タンフールーは、中国では小さなフードトラックから星付きレストランまで、中国各地で親しまれている甘いおやつです。
具体的には、とてもシンプルなデザートで、果物を1つまたは複数串に刺し、パリッとした飴の薄衣で包んだものです。

タンフールーの起源
タンフールーの起源は宋代(960年~1279年)にさかのぼります。誕生にはとある伝説が……。少しだけお付き合いを。もう少し下へスクロールしてください、読む価値がありますよ。
タンフールーは体に良い?
率直に言うと、あまり良いとは言えません。砂糖たっぷりのおやつです。ただ、ふだんの甘いお菓子と同じく、適量なら十分に楽しめます。

タンフールーにまつわる伝説
伝説によると、グアンゾン皇帝の側室の一人を治療するため、医師は毎食前に砂糖水に浸したサンザシの実を10粒ほど食べるよう処方しました。2週間後、彼女は見違えるほど回復。この奇跡の療法の噂はまたたく間に人々へ広がり、商人たちはそれを絶好の商機と見ました。
彼らは竹串に刺したサンザシをシロップにくぐらせ始め、こうしてタンフールーが誕生しました! 今でも、多くの中国の人々はタンフールーを買っても食べずに家へ持ち帰り、幸運を呼ぶよう願います。
タンフールーにおすすめの果物
伝説のオリジナルでは、コーティングする果物にサンザシの実を使います。サンザシが苦手なら、まずはいちごで作るのが確実。もう一つの主役は、もちろんりんご。サンザシに近い食感に加え、かじるたびに甘い果汁が広がります! そして近ごろは、ぶどうもタンフールーの定番としてしっかり地位を築いています。ぜひお試しください!
タンフールーの簡単レシピ

材料
- 200 g 白砂糖
- 150 ml 水
- 200 g いちご
指示
- 砂糖と水を中火にかけて溶かす。
- 飴色になったら、いちごやほかの果物をくぐらせる。
 
        